いつまで母乳を飲ませるの?
おっぱい大好き坊やの息子、3歳2カ月。
卒乳なんて時期は本当にやってくるんだろうか!?とつい最近まで思ってました。
乳腺炎を繰り返しているうちに卒乳断乳の時期を逃してしまい、息子もおっぱい大好きで、いざ卒乳を考えるとなんだか切なくなり、もう息子にとことん付き合おう!きっとそれが私の体にも良いはず!と、授乳し続け3歳になりました。
1歳が過ぎて、2歳が過ぎても、まだ飲んでるの!?と言われながらも腹をくくって、気づいたら3歳の誕生日も過ぎ、夜だけのおっぱいライフを送っていた私たち親子。
それがいきなりの本人自ら卒乳宣言により、卒乳となりましました。ちょっとさみしい気もしてしまいます。親離れ子離れの最初の一歩のようなほろ苦さを感じつつ、卒乳までののこととこれまでの授乳生活を振り返りたいと思います。
長いようであっという間だった息子とのおっぱいライフ
4ヶ月から保育園に通っている息子。基本的にはミルクとの混合で0歳を過ごしました。
離乳食は6ヶ月からで、すぐにご飯を食べるようになりほとんど離乳食なんてせず、なんでもパクパク食べました!
でも、おっぱいは別腹?いっぱい食べてもおっぱいは飲むのです。
0歳の頃は夜中や明け方、朝、そして帰宅後と寝る前におっぱいタイムしていました。
次第に朝や明け方、夜中の授乳がなくなり、帰宅後は夕ご飯までの繋ぎの簡単なおやつ(おやつと言ってもバナナやリンゴや干し芋、煮干やビスケット)に変わり、夜寝る前だけとなりました。
『3歳になったら卒業しようかー』なんて話しても
『おっぱいだーいすき!おいしーね〜♪ハイ、もう一個!(逆側も飲みたいという意味)』
と、辞める気配もなかったのです。がしかし、その時は突然訪れました。
突然訪れた卒乳
ある日の夜、いつも通り寝ようとすると突然
『ゆるちゃん(仮称)さー、もうおっぱい飲まなくても寝れるよ。明日先生におっぱい飲まなかったよーって言ったら、ゆるちゃんすごいね!っていってもらえるんだー。かぁちゃんのおっぱいは赤ちゃんにあげるのー』
と言いだしたのです。
おっ!ついに来たか!?卒乳!?
「それはすごいねー、お兄さんになったね〜」というと、おっぱいに、顔をくっつけてそのまま眠りにつきました。
そんな風にして、それから2.3日はおっぱい無しで眠るようになり本当に卒乳かぁ〜
なんだか呆気なくてさみしいなーなんて思ってたある晩、
『今日はおっぱい飲みたいなー』
と言いだしたのです。
「あれ?お兄さんになったのにいいの?」
と聞くと
『うん、今日はいいの。今日はゆるちゃん、赤ちゃんなの。だから、おっぱいちょーだいな』
とお願いされました。
さて、ここであげてしまっていいのか!?ものすごーく悩みました。
せっかく彼が成長の一歩を自分で歩みだしたのに、それを私が引き戻してしまうような気がして。だから、その日はあげずに、寝たふりをして、寝たのです。
そして翌日の夜。
また同じことが起きました。
『かぁちゃん。ゆるちゃんおっぱい飲みたいのよー』
「先生にほめてもらえないけどいいのー?お兄さんなのにいいのー?」
そんなやり取りをしつつも、実は私のおっぱいが張ってるん苦しさもあり、あげることにしました。
もしかしたら、それをわかってたのかもしれません。
おっぱい最終日
翌日も、おっぱいを欲しがるかなーと思いつつむかえた夜。
『かぁちゃんのことだーいすき!』
『あのね、かぁちゃん、ゆるちゃんあとちょっとだけおっぱい飲みたいな』
と言いだしました。なんとなく、これで最後かも?そんな気もしつつ、私もすんなり
「それじゃぁ、5つだけ(5数える間)飲もうかー?」
と言うと、ニコニコで飲み始めました。
右のおっぱい5つ、左のおっぱい5つ。ゆっくり数える私。
「いーち、にーぃ、さーーーーん、よーん、••••••••••••ごーぉ。」
いつもだったら5つ数えてもなかなかやめない息子。でもこの日はすんなり
ニコニコ笑顔で飲み終えて(*^^*)
『あー、美味しかった!』
そう言うと、布団にもぐり、コテンっと寝てしまいました。
そしてこの日を最後に息子はおっぱいを、卒業したようで欲しがらなくなりました。
卒乳のタイミングを自分でちゃんと決めれた息子。保育園ではもう直ぐ年少組さんに進級です。
もうあんなに密着して、おっぱいをあげたり、おっぱいを飲む可愛い仕草を見ることも無いんだなーと思うと、ちょっと寂しいけど、成長ぶりがなんだか誇らしくもあります。
卒乳・断乳についてまとめ
卒乳や、断乳はきっとママたちの永遠の悩ましいテーマ。そして、外野がアレコレ口うるさいネタのひとつ。
- 1歳になったらやめたほうがいい
- 赤ちゃん欲しいなら辞めた方がいい
- カレンダーに丸つけながらカウントダウンして卒乳すれば子どもは納得する
- 自立への一歩だからやめるときめたら断乳したほうがいい!
- おっぱいに絆創膏、鬼の絵、苦いモノを塗る、泣いてもあげない
- 1歳過ぎて母乳は虫歯になる
- 母乳飲んでたらごはん食べない
- 保育園や幼稚園入園前に卒乳・断乳したほうがいい
- 夜中の授乳は夜泣きになる
いろいろ聞きました、やむをえない事情があったとはいえ親としてどうなんだろ〜と思ったこともありましたが、3歳2カ月まであげてよかったと思っています。
我が家のゆるちゃん、歯はキレイに生え揃い歯科検診でも『キレイ』と褒められるくらい、虫歯はもちろんありません。
ご飯もしっかり食べます!エンゲル係数こわいくらい。
これは感覚ですし、個人の性格かもしれませんが、比較的落ち着いていて、お出かけや静かな場所で困ったことはありません。
夜泣きもあまりありません。
魔の2歳、イヤイヤ期もおっぱいタイムは無邪気で素直で可愛い息子、昼間のイライラを忘れて私の心も和みました。
乳腺炎に何度かなって大変だった私のおっぱいも、調子を取り戻しホワホワの健康おっぱいになりました。
そして、授乳してたけどお腹に赤ちゃんやってきました。
なんか、今思えばメリットいっぱいのおっぱいライフでした。
1歳になっておっぱい飲んでるなんて変かも?
3歳になってもおっぱいあげてるなんて変な親?
いろいろ一喜一憂することもあったけど、それぞれの親子の納得いくタイミング、体の許すタイミング、子どもが満足して落ち着いて卒業できるタイミングを迎えられるのが良いような気がしました。
我が家のゆるちゃんの場合それが3歳2ヶ月だっただけのこと。
WHOとユニセフ調べによる世界の平均卒乳年齢は4.2歳
卒乳時期を悩んでいた1歳くらいの時、
ユニセフは2歳以上まで母乳を推進しているし、世界の卒乳年齢は4.2歳らしい、
これを聞いて実は、なーんだ3歳なんて全然早めの卒乳じゃーん!と思えたのです。もちろん後進国も含めた統計でしょうけど、1歳卒乳がスタンダードな日本はかなり早い方なのかもしれません。
1歳卒乳がイイ、という根拠も正直納得のいくものは見つからなかったし、やめるのが大変なら無理しないで、本人に任せるのがイイのかもしれないと思いました。
後から気づいたコト
先にも書きましたが、今、おなかには新しい命がやってきました。
息子がおっぱいを卒業したそのタイミングがまさにお腹の中に新しい命が芽生えた頃でした。
私たち夫婦より先に息子は気づいていたのかもしれません。
『ゆるちゃん、おっぱいなくても寝れるよ。赤ちゃんにおっぱいあげるからいいんだー』
卒乳後何度かそんな話をして眠りにつく日々でした。本能?勘?
数日後、新しい命がお腹にいることにきづき、確認できました。そんな不思議な話はまた今度ブログで書きます。
コメント
読んで涙が止まりませんでした。
今、娘が2歳8ヶ月で添い乳しながら、卒乳を考えていたところで、ブログを拝見しました。
私も同じような思いで、娘のペースに合わせて、とことん付き合おうと決めてはいましたが、果たしてそれで良かったのか不安になったりと…
ゆるちゃんの素敵な卒乳エピソードを知り、
私も最後まで貫く決意ができました!
振り返ると、ホントにおっぱいがあったからこそ、楽できたポイントが多々ありました。イヤイヤ期しかり、風邪も引かずと数えたらきりがないくらい。
きっと残りわずかであろう、私達親子のおっぱいライフを大切に過ごしたいと思います!
素敵なお話しありがとうございました。
(๑˃̵ᴗ˂̵)
くままさん
コメントありがとうございます。
おっぱいについてって、なぜかまわりからいろいろ言われたりするものの、
自分の体調や子どもの欲求などいろんなことが絡んで難しいですよね。
正解はないことだからこそ難しくて、これで良かったのかな…と心も揺れたり。
ゆるちゃんは、最近は弟がおっぱいを飲んでいるのをニコニコしながらみています。
長かったおっぱいライフ、彼の心の栄養になったのかなぁなんて今では思ったりします。
くままさんと娘さんも、二人が一番納得出来るタイミングまで、おっぱいライフを楽しめますように。
私にとって想い入れのある記事へのコメント、うれしかったです。
ありがとうございました。
だちこ