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つい物資支援をしたくなってしまう
4月14日午後9時26分にマグニチュード6.5の地震、16日午前1時25分にマグニチュード7.3の地震。
熊本県を中心に続発している、九州地方における地震。
SNSでは避難者からやメディアから支援物資が足りていないことが多数発信されてます。
熊本市内の多くの避難所で支援物資が不足 https://t.co/WXVpo43oek #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) April 17, 2016
北区の方も支援物資が全くないみたいです!
国の方、県の方、市の方!
みなさん憔悴しきっています!
車も出せないみたいです。
どうか、中心部以外にも支援をお願いします!— 上田桃子 (@Momoko3030) April 17, 2016
熊本市中央区出水南小学校
未だに飲料水や非常食が全く足りてません
足の悪いお年寄りや小さい子が多いので
非常食など分けてくれたら幸いです。
赤ちゃんのおむつミルク、生理用品なども
送っていただいたら幸いです
ご協力お願いします#熊本県の地震情報を配信しています#物資支援— う ら べ あ ん な (@anna_st_1919) April 17, 2016
見るたびに、心が痛くなります、本当に。
だちことしては、避難所におむつやミルクがないとか、炊き出しも1日に1回しか受け取れなかったとか、そういう話を聞くと子供たちはどうしてるんだろう?授乳中のママは大丈夫なんだろうか・・・心配。
【被災した方へ】母乳が出るようにするには、お母さんの心の支援と食べものが最も大切。赤ちゃんが泣いても大丈夫な環境や、安心して授乳できる環境を用意してあげてください。先輩のお母さんから声をかけてあげるだけでも違うそうです。
— 朝日新聞社会部 (@Asahi_Shakai) April 17, 2016
だけど、支援物資を安易に現地に送ったり、安易にすぐ現地へボランティアと称して向かったり、決してしないでください。
実はだちこ、人道支援のNGOでお仕事していました。
発災して直後は現地が混乱するのは当たり前で、そこに素人が大挙して押し寄せたり、
家の中にある物をかき集めて食料も衛生用品もごちゃごちゃっとまとめて送った場合、
現地までの物流や交通が混雑して届くべき物が届かなくなったり、
専門家や医療・救援といった緊急で命救うための人々が辿り着くのを阻害してしまったりします。
また、現地で支援物資の仕分け作業という手間は非常に大きいのです。
善意が、善意として届かなくなってしまうのです。
各社熊本行きの荷物の受け入れは中止
ヤマト運輸
郵便局
佐川急便
居ても立っても居られない、なにかできることはないか、そう思う気持ちは私自身も感じます。
だけど、やみくもにSNSの呼びかけに反応して現地の避難所宛などに支援物資を送ったり、ボランティアにいくのは現地の受け入れ態勢が整うまで待ちましょう。
そして、ここ日本は本当にすごい国で、行政やNGO、自衛隊、民間企業によって支援物資を最善最速に届けるように全力を尽くしてくれています。
「支援物資なら送るけど、寄付はしない」ということにせず、
現地にできるだけ早く届き、確実に役立ててもらうためには、そういう行政やNGOに寄付をするのがいいような気がしています。
寄付受け入れ先:いち早く現地で活動をしているところをピックアップ
熊本県
平成28年度熊本地震義援金の募集について
熊本県では、平成28年4月14日に発生した平成28年熊本地震によって被害を受けられた被災者を支援するための義援金を、本日、平成28年4月15日(金曜日)から6月30日(木曜日)まで募集します。 引用:https://www.pref.kumamoto.jp/kiji_15416.html
NGO:AAR Japan

AAR japan webサイトより
熊本での昨日の活動の報告と、最新の被災地の様子をアップしました。今日も炊き出しを続けています。皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。https://t.co/zIaBYqhiJf #熊本 #熊本地震 pic.twitter.com/n4cU08QhAW
— AAR Japan[難民を助ける会] (@aarjapan) April 17, 2016
NGO:セーブ・ザ・チルドレン

save the children japan webサイトより
4/15に現地入りし、被災地の子どもたちを支える「こどもひろば」を開設しています。
「こどもひろば」とは
子どもたちが、同年代の子どもたちと安心して遊び、日常に近い生活を取り戻すことのできる場所です。セーブ・ザ・チルドレンはこの活動を通じて、子どもたちが災害による影響から立ち直ることができるよう支援しています。■場所:熊本県益城町 町立広安小学校
■対象者:4~14歳くらいの子どもたち
■内容:活動は、子どもたちと相談して決定(4/16現在、お絵かきやブロック遊びなどを行っています)
■運営体制:「こどもひろば」運営スタッフ2名以上
災害時は救援に外部から多数の人が来ます。そ
れは同時に、普段見ない地域の人が多数はいってくることでもあり、反面治安が乱れることもあります。
大人が忙しい今、子供を見守る人が増えることは重要だと思います。
Save the children Japanへの寄付の詳細
民間企業の支援の可能性 物資支援のマッチング
すでに九州の企業などは輸送など支援を開始しているところもありますが、これから自社の持っているリソースを活用した支援が出来ないか、と考えているところは多数あるのではないかと思います。
また企業として支援金を送りたいが、現地で活動するNGOに役立ててもらえるところはどこか?と考えた時下記のようなところもあります。
NGO:ジャパン•プラットフォーム
他のNGOとちょっと違い、現地で直接活動はしていないこの団体。現在46の加盟しているNGOが現地で活動する際に適切な活動かどうかを判断して助成したり、民間企業と現地とをつなぐなどの活動をしています。4/16には現地にスタッフが2名調査に入っています。
プレスリリース【熊本県の地震に対応し「九州地方広域災害被災者支援」出動決定~スタッフ2名が現地入りし対応のための調査中。寄付募集開始~】… https://t.co/ieR246mDQc
— ジャパン・プラットフォーム (@japanplatform) April 16, 2016
東日本大震災の時にも、企業の支援を現地とつなぐなどの実績がある団体。
日本航空や全日空の渡航協力や、車系の企業からの車輌支援、教会や食品系企業からの食糧物資など、様々な企業から衣食住に関わる緊急で必要な物資を、それぞれ現地で活動しているNGOから情報を集め、ニーズに合わせてマッチングをしています。(http://tohoku.japanplatform.org/support/archives.html)
熊本についてはまだこれからかもしれません。
近県で物資を受け付け届けているところ
産前産後サポーター協会 心ゆるり
期間を決めて、物資を受け付け、現地へ届けています。
心ゆるりより熊本の助産院へ直接お届けに行きます!
支援したくても助産院にも必要なものが足りなくて困っていると依頼を受けました。
みなさんにもぜひご協力いただきたいです。
下記のもの集めます。
◎紙オムツ
◎おしりふき
◎ミルク
◎離乳食
◎水以上を直接心ゆるりへ送って頂ける方どうぞよろしくお願い致します!
産前産後サポーター協会 心ゆるりのFBページに詳しく掲載されています
現地の助産院の活動がすごいと思う
発災後すぐに現地の熊本で避難所に入るママたちに向けてFacebookで情報を発信し、母乳ケアや赤ちゃんのための物資などが足りていないところへ向けて直接オムツやミルクなどを届けています。
熊本にいるということはご自身たちも揺れの中で生活しているということ、そんな中での活動には頭が下がる思いです。
クロネコヤマトなどの熊本への発送が再開しない限り直接送ることはできませんが、近県の方や、助産師さんなど専門家の方の手が増え、困っている避難所に早く支援が届くことをを願っています。
熊本のお母様へ
情報をください❗
【避難所にいる母乳育児中のママ】おっぱいが止まりかけている人いませんか?
おっぱいが張っている人いませんか?
マッサージが必要な方はいませんか?
母乳に関してメンタルケア、アドバイスが必要な方はいませんか?
必要な物資ありませんか?もしいらっしゃったら駆けつけます❗️
サポートが必要方が近くにいらっしゃったらお知らせください。
どこに何が必要かお知らせ下さい❗️また、一緒にケアしてくれる助産師❗️ご連絡下さい❗️
今こそ出番です❗️何か物資を供給してくださる方もご連絡下さい❗️
サポートが必要な方サポートできる方にシェアして下さい!
九州の被災者の皆さまに、謹んでお見舞い申し上げます。
1日も早い平穏が訪れますように。