何度も悩まされ苦しみ、切開寸前にまでなった乳腺炎。
5度も繰り返しましたが、その結果行き着いた対策をご紹介します。
おっぱいがカチカチ、ガチガチに張って痛い、ママが発熱、赤ちゃんがおっぱい飲まない、
それはもしかすると乳腺炎です。
焦らず対処して、ママも赤ちゃんも快適なおっぱいライフを!
Contents
おっぱいカチカチ!しこりがある!と気付いた時の初期対応3原則
1、赤ちゃんに飲んでもらう
赤ちゃんが吸ってくれそうならどんどん吸ってもらいましょう。
授乳時間じゃないとか、関係ないです!とにかく吸ってもらうのが一番。
2、水分摂取
ハーブティなどあたたかい水分を摂取しましょう。食事は野菜のおひたしなど繊維質をたっぷりとって、脂質糖分はとにかく控えめに。
家に代謝をあげたり、おっぱいのつまりをとって母乳をサラサラにしてくれるハーブティなどがある場合はそれを!
ない場合はノンカフェインの麦茶でもいいのですが、麦茶は体を冷やすので、ほうじ茶や番茶がおすすめです。

冷たいものより温かい水分が体の代謝をあげてくれます
3、赤ちゃんがうまく飲んでくれない時は母乳マッサージ
おっぱいを全く吸ってもらえない場合、できればすぐに母乳マッサージをしてくれるところを探しましょう。助産院や、母乳外来のある産婦人科がオススメです。
ただし、助産師さんの腕によっては悪化することもあります。
だちこも何度か逆に悪化してしまったことがあります。
行ってみて「痛い」と思ったらそれ以上いかないことオススメします。
どんなにカチカチのおっぱいでも、上手な助産師さんのマッサージはまったく痛くありません。こればっかりは口コミ頼みですが、近所のママ友や、母乳育児をしている現役ママに聞いてみると意外とみんな行きつけの母乳マッサージがあったりします。
尚、料金が高い(毎回5000円以上)とか、○○式だからいいとも限りません。
ちなみにだちこが母乳外来や個人のところなど、10件ほど行って行き着いたところは、毎回3500円のみ、○○式でもなければ、看板もHPも出てない個人の元助産師のおばあちゃんがやっているところ。毎日予約でいっぱい、そんなところでした。
乳腺炎に対処する5つの方法
おっぱいが赤くなっていたり、しこりが気になった時、すでにおっぱいが痛いときはもちろん、万が一乳腺炎になってしまった時にできるだけナチュナルな体に優しい方法をお伝えします。
おっぱいさらさらハーブティー
だちこはおっぱいも順調だと思っていた息子が1歳前後の頃、突然乳腺炎になりました。
だちこがそれから飲み始めたハーブティーがあります。
カチカチのおっぱいをなかなか飲んでくれない息子、搾るのも痛いし、おっぱいの色も赤黒くアザのようなで、完全に乳腺炎。服が触るのも痛くて、
病院では翌日になっても腫れがひかなかったら切開しかない、
といわれ困り悩みはて疲れていた時に友達が
「つまってるおっぱいがでるようになるよ!」
と数パックおすそ分けしてくれたAMOMAのミルクスルーハーブティーです。
藁にもすがる思いで飲んだところ、半日後、息子がおっぱいを吸ってくれ始めたのです!
それからというもの、授乳中は常備!
コレを飲み出してから、おっぱいが明らかに柔らかくなり、いつも詰まりやすかった右の脇近くなど、つまらなくなりました。
ケーキやちょっと脂っこい料理を食べた時もコレを飲んでおけば多少安心!
注文時に乳腺炎であるこを備考欄に記入
ちなみに、注文した時に乳腺炎になってしまったことを備考に記入して伝えたら、最速で発送してくれました。
しかも納品書と一緒に入っていた一言の手書きのメッセージがあたたかくて、弱っている私はその優しさに涙(; _ ;)
まさに、乳腺炎の辛さを知っているからこその優しさをかんじました。
ハーブティといえど様々
それまでも、いろいろとハーブティーを飲んではいたけど、母乳のためのハーブティーといっても、様々。
母乳がなかなか出ない人のための母乳を出すためのハーブティーや、
卒乳に向けて母乳量をセーブしたい卒乳期のためのハーブティー、など
ブレンドによって効果も様々。
その時の状況に合わせて選ぶことが大切ですねー。
授乳中は日頃からサラサラおっぱいにしておけば安心!授乳リズムが整ってくれば、たまに食べるケーキも、油を使った料理も日頃からサラサラおっぱいだとしこりにならずに済みます。
パンパンに熱をもっているおっぱいに塗布薬のキュウレイコン
助産院で産後に入院していた時に知ったのがこの不思議(?)な万能貼り薬外用塗布薬 糾励根(きゅうれいこん)。
乳腺炎に効くことで有名なので、知っている人も多いかも!(参考:日本家庭薬協会http://www.hmaj.com/kateiyaku/simotori/)

パッケージも渋いです
授乳中でも使えるのがありがたい。色も、香りも、まさに漢方という感じの細かい深緑色の粉末を水に溶いて、専用のシートに添付して体に貼るというスタイル。

毎回くしゃみが出るくらい細かい粉
貼った部分は熱くなっているように感じるけど、実際は熱くなっていないという不思議。でもこれが本当に効くんです!
熱をもったおっぱいに貼るとしこりが小さくなり、熱がひいていきます。
また、乳房だけでなく急な捻挫や打ち身などの怪我、慢性的な腰痛や肩こりなどにも使えるので冷湿布と温湿布の両方の効能がある万能薬。
初めて使うときは小麦粉を半量混ぜるのがオススメ。
最初から全部キュウレイコンonlyを水で溶いたものだとちょっと刺激的だと思います(痛いとかではないのですが「刺激的」という感じ。でも決して悪いわけではないとのことなので、そのままでも問題ないようです)。
匂いがすこしあるので濡れタオルなどで拭いたりしてから授乳したほうがいいです。
また、専用シートから滲み出ることもあるので、白いTシャツなどはシミになることも。
タオルやいらない布を挟んだり、濃い色の服を上に着て塗布するのがおすすめ。
そんな個性的な薬ですが、安心&効果絶大のため我が家の常備薬になっています。
【第3類医薬品】複方糾励根 150g | ||||
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専用のシートはサイズがいろいろありますが、SかMが便利。Lなどは背中の凝りなどに貼る用にちょうどいいサイズです。
背中や肩が張っていたり凝っていると、おっぱいは詰まりやすいので血行もリンパの流れも良くすることもわすれずに!
糾励根(きゅうれいこん)シート M(10枚入り) | ||||
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スマホで【Amazon】から「糾励根(きゅうれいこん)シート」を探す
詰まっているおっぱいにはゴボウシ
よくお茶などで名前をきく「ごぼうし」

粒は3,4mmくらい。ごぼうし
ゴボウの種で、それを飲むことによって乳腺が開きます。
助産院でマッサージしてもらった時には、まずごぼうしを噛んで、噛みながらマッサージしてもらったり、ごぼうしを噛んだあとおっぱいを絞ったりすると、詰まっていた穴からも飛ぶようにおっぱいが出てくるようになりびっくりしました!
ごぼうしの飲み方
助産師さんに教えてもらった方法は、
タネをフライパンで炒って、それを朝晩10粒ずつくらい噛んで飲むという方法でした。ちょっと苦いけど、これできくならば全然大丈夫な苦さ。
人によっては好きという人もいるみたいですが(^^;
【第2類医薬品】ウチダのゴボウシ牛蒡子・ごぼうし 500g | ||||
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塗ることで炎症軽減マッサージの時の摩擦軽減にひまし油
ひまし油を塗るとしこりを吸収してくれる!と助産師さんから教えてもらい、パンパンだった時に塗っていました。数時間おきに塗っていいとのことだったので、塗って少し絞るを繰り返しました。不思議としこりがちいさくなっていき、こちらも炎症を抑えてくれた気がします。ひまし油は知る人ぞ知るパワフルなオイルで、自然療法に詳しい方などは常備しているそうです。妊娠中や産後に会陰のケアや乳首のケアに使った人もいるのではないでしょうか。解毒作用と、治癒力を高めてくれて、少し普通のオイルよりこってりしているので、乾燥肌にも効果的です。アトピーだった息子の肌が落ち着いた転機になったのも、このひまし油でした。
また、オイルなので皮膚を引っ張らずに絞れました。普段の身体中の保湿に使えるので便利!
生活の木 カスター油 250ml | ||||
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冷やすためのキャベツ・葉物野菜
家庭の冷蔵庫に何か葉物野菜はあるかもしれませんが、おっぱい冷やすならキャベツが一番!
冷えピタや冷却剤で冷やすと言う話もよく聞きますが、急激に冷やすのもかえって危険なようです。炎症を抑えてはくれても、乳腺炎は乳汁が出るか吸収されないことには治らないので、冷やしすぎて循環が悪くなると出づらくなってしまうそうです。
そんな時、キャベツがちょうどいい冷たさで熱を吸収してくれます。
ユキノシタ湿布や、里芋湿布も有名ですが、場所やタイミングによってはなかなか手に入れづらいのでキャベツがお手頃!
でも、どうしてもサトイモ湿布がいい!
という方には、里芋粉たるものが売られていますよー。これがあればいつでも里芋湿布できる〜。里芋湿布、結構自然派の授乳中ママには人気のようですね。
里芋粉200g | ||||
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まとめ
乳腺炎といっても、症状は人それぞれ。
そして、タイミングによっても症状は違い、おっぱいがカチカチでスイカの皮のようにかたくなって熱をもったり、
小さなしこりが急に大きなしこりになる時もあれば、
いつの間にか治まることも。
日頃からできることをして気をつけてはいてもなってしまうこともあるし、どんな乳腺炎もひどくなる前に対処したいものです。
https://yuru-mama.com/maternity/nyusenen-2/
ちょっとしこりが気になるなぁ〜程度で置いておいたら、一晩で悪化してしまうこともある乳腺炎。でも対処法や、対策アイテムを知っていれば安心。
備えあれば憂いなし!
自然で安心快適なおっぱいライフを過ごせますように!