認可保育園入園が決まり、いざスタート!と思ったら、次男のまるちゃんまったくミルクを飲んでくれません。
なんで飲んでくれないんだよぉ〜!
もーっ、こじゃ働けない!
という、混沌と悩んでいた頃からメモしながらこの記事は書き始めています。
結果的には飲むようになり、今では9時から17時まで預けられるようになりました。
この記事は慣らし保育〜ミルクを飲むようになるまでの様子です。
ミルク飲まない!慣らし保育に悪戦苦闘!そんな人の参考になったら嬉しいです。
保育園に入れた時のことはこちらから。
Contents
慣らし保育スタートからミルクを飲むようになるまで
まったくミルクを飲んでくれなかった入園からの1週間。
「お腹が空けば飲むよ」
「お母さんがいなければ飲むよ」
よくそう言われました。
私もそう思ってましたが、そんなこと全然なかった。飲まないものは飲まない!
これは、個性なんだ!と痛感した1週間。
まるちゃんに哺乳瓶を咥えさせると
- 哺乳瓶はくわえる
- 嫌がらずにくわえることも多い
- 口は噛み噛みする動きをしている
- 吸わない!ミルクが減らない!
ちなみに、入園前2月頃までは哺乳瓶で飲んでいました。入園OKの通知が来た以降の2月中旬ごろから突然飲まなくなってしまったのです。
慣らし保育1日目
朝から親子で登園して午前中で終了。
この日は親がミルクや離乳食を保育士と一緒にあげる日で(家庭でのあげ方なども先生と共有するため)、10時半すぎのお腹が空いて泣いた頃に、私が哺乳瓶でミルクをあげてみるも一切飲まず。
数十分粘って、結局保育園で母乳を授乳。
慣らし保育2日目
ゆるパパが保育園9時頃会社通勤時に送り、私は家で待機。
10時半に私がお迎えに。
哺乳瓶をくわえてハムハムする様子はあったが、ミルクは飲まなかったとのこと。
保育園滞在1時間半。
慣らし保育3日目
この日もゆるパパが8時半頃保育園に送る。
「お昼寝まで時間を延ばして頑張ってみましょう」と保育園の先生が言ってくださって私はお昼過ぎにお迎えに行くことに。
12時半にお迎えに。
10時頃と、お昼寝から目覚めた11時過ぎの2回、哺乳瓶やスプーンでミルクをトライしてくれたけどやはりミルクは一切飲まなかったとのこと。
保育園滞在3時間半。
慣らし保育4日目
ゆるパパが出勤前の9時頃に保育園に送り。
この日私は午後外せない仕事。
本当は途中で授乳に行くというのは保育園としてはあまり受け入れていないとのことでしたが、まだ一滴も飲まないということと、慣らしていくためにも、ということで特別措置で保育園で10時半頃授乳してから出勤。
焦りを感じ始めた。このままじゃ本当にまずい。
飲む気配もない。
大丈夫!きっとお腹が空いて保育園に慣れれば飲むさ!
なんてのんきな言葉が慰めどころか、心に突き刺さり、…家に帰っても特訓開始。
心を鬼にして、必死にミルクと格闘。
哺乳瓶の乳首3種類、コップ、スプーン、スパウトの6種類×ミルク2種類の全部で12通りを試す。
慣らし保育5日目
昼過ぎごろ保育園にミルクを飲んだかどうかの確認電話をする。相変わらず哺乳瓶からは一滴も飲まないのでお昼過ぎにお迎え。
気温も高めで、脱水を心配してどうにかスプーンで10ml飲ませてくれたそうです。保育園での初ミルク摂取。
保育士さんと相談したり、Amazonの口コミを見たり、SNSで友人に質問を投げかけて教えてもらった二種類、コンビ Combi テテオ teteo 授乳のお手本乳首 Mサイズと、NUK プレミアムチョイスの乳首を追加投入。
藁にもすがる思いで、使えるものは全て使う!の精神で特訓。
土日週末
1週間まったく飲まなかったので、かなり焦っていました。いいと言われることはどんなことでもためしてみました。
翌週には本格的な仕事復帰が控えていて、せっかくの仕事復帰、いいスタートをきりたいのと、万が一仕事復帰を伸ばしてクビになったりしないかと不安で必死でした。
金曜日に保育園の先生たちとも話し、少し早いけれと離乳食も進めていくことになり、おかゆもスタート。
慣らし保育2週目以降の様子
こう着状態が続いた慣らし保育からどうにか抜けださなくては、このままでは職場復帰が実現しない。
「飲まないミルク」「吸わない哺乳瓶」に、はたして望みをかけていいものか、なにか別の角度からアプローチしてみないといけないんじゃないかという思いに至った2週目。
本気で呑気なことは言ってられなくなり、急ピッチで練習したり、離乳食進めたり、試せることは次から次へと試し、保育園の先生や栄養士さんと毎日送り迎えのたびに密に相談しながら、
とにかく私も息子も頑張った!
哺乳瓶を諦め、スプーン・コップ飲みへ
2週目も、哺乳瓶をくわえるのに吸わない状況が好転する気配はなく、いったんスプーンとコップ飲みの練習を家で集中的にすることに。
しかし、口には入るものの、飲み込まない。
なので、飲み込む動作を掴むきっかけになればと思い、スプーンやコップで中身を変えていろいろと練習してみることにしました。
飲み込む練習のために中身を試行錯誤
ミルク白湯お茶そしてもしかしたら味の違いで飲み込むのでは?と思い、3種類のミルクを試しました。
ミルクはほほえみ、はいはい、ボンラクトの3種類。どれもあまり反応は変わりませんでした。
お茶が一番可能性ありそうで、白湯はベチャーっと口から流れて出てくるのみ。
ちなみに、果汁も試そうと保育園の栄養士さんに相談したところ、果汁などフルーツは保育園でも乳児にとって嗜好品扱いとのこと。
もし飲んだとしてもこれしか飲まなくなってしまっては困るし、保育園で果汁での対応はできないとのことだったのでやめました。
ついに保育園でミルクを「摂取」!慣らし保育9日目
2週目後半の木曜日、ついにミルクを摂取し始めました。
先生方の努力の賜物です。生後6ヶ月なので、かなり通常よりは少ないのですが、30ml〜60ml摂取してくれるようになりました。
あえて「摂取」と書いているのは、まだ「吸わない」からです。
そして、ご機嫌で飲み込むときもあれば、大泣きのときも多々ありました。この大泣きの理由は後になってわかりましたが、まるちゃんからのメッセージだったようです。
この日から私は無理やり職場復帰。本当であればフルタイムでの復帰のはずでしたが、やむなく早退です。
NUKの乳首がきっかけになった
いくつか購入した乳首の中でもNUKは吸わなくても、ポタポタと乳首から垂れてきます。
また、乳首を押すとピュ〜と、ちょっとずつですがでてくるのです。
なので、くわえている口へミルクを垂らしたり、哺乳瓶を持つ手で乳首を押して中のミルクをちょっとずつ出すようにして口に入れる方法でようやく摂取し始めました。
口からそんなに溢れることもないので、しっかりお腹に入っていると確認。
また、うんちがミルクうんちに変化したので、ようやく「摂取」できていることがわかりました。
職場へ復帰!入園から3週目
少量ではあるもののミルクを摂取できるようになったので、ちょっと安心して仕事へ。
家では離乳食を進めるべく、おかゆ、おうどん、白身魚を徐々にすすめていくも、こちらは順調!
しかし、保育園でのミルクの時間の大泣きは変わらないとのこと。
ミルク拒否大泣きの原因はミルクアレルギー?
なんとなく、前から気にはなっていたものの、まさかと思っていたミルクアレルギー。
実は私がケーキやヨーグルトを食べた後授乳すると、なんとなくまるちゃんの肌が荒れるような気がしてたのです。
ただ、ミルクを変えることで余計に飲まなくなってしまっては困るし、アレルギー対応ミルクのボンラクトはまずい!というゆるパパの言葉も気になり、普通のミルクで練習し続けていました。
だけど、保育園で徐々に飲めるようになってくればくるほど、飲み終わった後顔が痒そうだったり、赤みがあり、泣き方も激しくなっていると…。
そこで、小児科を受診してアレルギー対応ミルクに変えるための書類を書いてもらって保育園で飲みミルクをボンラクトに変更。
すると一気に赤みも発疹もひいてきて、ミルク時間も飲む量は少ないもののご機嫌に!
入園から4週目
飲む場所をお部屋の中だけでなく、テラスに行ってみたり、薄暗い部屋で飲ませてみたり、
歌を歌いながら飲ませてみたり、場所も試行錯誤!ありとあらゆる方法で保育園の先生たちが頑張ってくださっていることが連絡帳からも伝わってきます。
またこの頃、抱っこで飲ませていた方法から、園にある授乳用ベッドのおやすみたまごに寝かせての授乳の方が嫌がらず飲んでくれるようになったとのことで、一気に量も増えてきました。(といっても100ml飲むか飲まないかくらいです)
ただ、どうにか摂取はするようになったものの、「吸う」ことはなくゴールデンウィークに突入。
連休明け 突如哺乳瓶を吸い始めました
連休中も家で毎日ミルク、離乳食、と格闘しました。
園と同じような体勢で飲ませられるように、家では無印の通称人をダメにするソファ体にフィットするソファに寝かせて角度をつけて授乳していました。とは言ってもやはりなかなか飲まないので、母乳に頼りがちになり、
連休明け、またゼロスタートになるのでは?という私の心配もよそに、なんと!
ミルクを!哺乳瓶を!ついに!
吸ったのです!!!!!保育園の先生もびっくりで、お迎えに行った際に興奮して話してくれました。もー感動です。
1日目は信じられず、2日目たまたま病院に行ってからの登園だったのでミルクを飲むところを見せてもらい、しっかり吸っている姿を目の当たりにし、泣きそうになりました。
粉ミルクを変えた
入園から3週目にミルクを変えました。きっかけは保育園の先生から聞く園での様子だったのですが、ミルクを変えることは結構勇気がいることでした。
ミルクを変えるということは、味が変わるということ、そして選択肢が狭まるということ。
ミルクを変えることで、余計に飲まなくなったらどうしよう…。
でも結果的にミルクを変えて正解でした。
ボンラクトに変えました。
「粉ミルク拒否」は本人からのメッセージ?
ミルク拒否は、哺乳瓶や乳首やミルクの味が嫌で泣いているのではなく、本人が本能的に拒否していたのかもしれません。
こればかりは本人にしかわかりませんが、飲むとのどが痒いとか、苦しいとか(見た感じの様子では苦しむ様子などはありませんでしたが)、そいう異変を感じ取っていたのかもしれません。
ミルクアレルギーの可能性
アナフィラキシーショックというほどの症状がない場合でも、
- 吐く
- 湿疹
- 痒そう
という場合、ミルクアレルギーの可能性があります。
痒いとか、痛いとか、言葉で言えない年齢だからこそ難しいのですが、泣いて哺乳瓶やミルクを拒否している場合はミルクアレルギーの可能性も考慮した方がいいということを実感しました。
我が家は2件の小児科を受診し、どちらもアレルギー検査に積極ではなかったので、血液検査はしませんでした。
ミルクアレルギーということを明確にする必要性があまりないからなのですが、
体が成長するにつれて改善する可能性も大いにあることと、ミルクを変えてみて症状が改善するのであればそれでしばらく試して行けばいいやん!ということなのです。
ただ、病院の先生に言われたのですが、ミルクアレルギーの可能性が疑われる場合はその後もし別の風邪や下痢などで受診の際や薬を飲む際にも注意が必要ということがわかりました。
子供の薬の中には「乳」を含んでいるものが多くあるとのことで、飲む際には薬剤師さんやお医者さんにしっかり確認が必要です。
哺乳瓶と乳首を比較!
もーーー!とにかくたくさん試しました。

買い揃えたたくさんの乳首
試した乳首や方法は以下。
- NUKプレミアムチョイス Sサイズ
- NUKプレミアムチョイス Mサイズ
- 母乳実感
- 母乳相談室
- コンビ teteo 授乳のお手本
- ピジョンスリムタイプ(保育園で)
- スプーン(木のスプーンの方が反応よかった)
- スパウト2種類
- コップ飲み
乳首は全て母乳相談室の哺乳瓶にあうものなので、乳首だけを買い足しました。
素材 × 形状 × 飲むのに必要な力
全て違うので、とにかく本人が少しでも気に入ってくれる乳首探しの連続でした。
飲む力が少なくていい順に
NUK Mサイズ > NUK Sサイズ > 授乳のお手本 > 母乳相談室 ≒ 母乳実感
だと思います。
母乳相談室や母乳実感の乳首は、
「ミルク→母乳」というように、ミルクは吸ってくれるけど母乳を飲む練習が必要な子に向いているのかもしれません。
まるちゃんのように
「母乳→ミルク」の場合は、実際のおっぱいを飲む感覚や乳首の大きさや感触などに近い方が良かったようです。
最終的にはNUKのプレミアムチョイスMサイズで飲むようになり、今ではSサイズでも飲みました。
teteo授乳のお手本も、おっぱいでの授乳のように複数の穴からミルクが出る仕様になっている点や、形状がおっぱいを飲む形に近いため、友人で同じような悩みでなかなかミルクを飲んでくれなかったという数人に、この乳首を勧められました。まるちゃんも、この乳首は嫌がりませんでした。
哺乳瓶の飲ませ方を工夫
- だっこ
- クッション
- 布団の上にごろーん
飲ませる場所はもちろん、飲ませかたもいろいろ工夫しましたが、保育園で使用していたおやすみたまごが一番落ち着くようです。
ミルクを飲ませるのも抱っこの方がいい!という派が多いようなのですが、まるちゃんの場合、母乳は抱っこ、ミルクはソファ、というように彼の中で分けられているのかもしれません。
また、ルーティンってすごく大事だと感じたことなのですが、
保育園でいつもするタオルのエプロンをするとミルクモードになるようで、そのエプロンを忘れてしまった時は飲まなかったそうです。
家でも、ガーゼやタオルをして、ソファや足の上に寝転ばせ(抱っこではない)、ミルクを用意すると飲むようになりました。
ミルクの温度も重要でした
ここまで乳首についてや、ミルクの種類、飲ませかたについて書きましたが、最後決定的なポイントとして、ミルクの温度も重要でした。
まるちゃんの場合はちょっと熱めで飲みました。ぬるいと飲みません(笑)温め直せば飲みます。
その温度なんと、46度〜47度。猫舌の私には考えられませんが、熱めが好きなようです。
ミルクを飲めるようになったきっかけとポイント
あくまで我が家の次男まるちゃんの場合ですが、
乳首、ミルク、飲ませかたの3つにポイントがありました。
- 乳首:吸わなくても飲める乳首、一番嫌そうじゃない乳首(NUK)で保育園でも対応してもらった
- ミルク:アレルギー対応に変えた、温度を熱めにした
- 飲ませかた:抱っこで飲ませるのでなくソファクッションに寝かせる
これらがいろいろ試した結果です。
何の進展に繋がらなかったこともありましたが、試さなきゃわからなかったので、とにかくいろいろとやれることをやってみて良かったです。
保育園では原則的には保育園指定のものでの保育が基本とのことでしたが、園と相談しながらまるちゃんが受け入れてくれそうなものを、どうにか使用してもらえました。
粉ミルクを飲むようになった3種の神器
ここまでも紹介しましたが、粉ミルクを飲めるようになった3つのものが下記。
哺乳瓶の乳首
NUKは穴の大きさでS、M、Lとあります。Lが一番穴が大きいのですが果汁用だったので、SとMを購入し、今はどちらも飲みます。
最初はMサイズで飲めるようになりましたが、飲めるようになった後、母乳を飲ませている時に怒るようになり、それはおそらく哺乳瓶で飲むのと違って力を入れないとでてこないからかも?と思い、今はちょっとでも力のいるSサイズを使用しています。
母乳もできればもう少しのあいだは飲んで欲しいなと思って。
NUK プレミアムチョイス・S シリコーン 丸穴(小) 母乳・お茶・さ湯用【ママの乳首を再現】【赤ちゃんのお口が大きく開く広口タイプ】 | ||||
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アレルギー対応ミルクのボンラクト
アレルギー対応ミルクは主何種類か市販されていますが、保育園の看護師先生のお勧めがボンラクトだったのでこれにしましたが、後でお医者さんや助産師さんに聞いた時にもこのボンラクトがアレルギー対応の中では一番飲みやすい、と言われました。
また、園でもこのミルクを使ってくださっています。
和光堂 ボンラクトI 360g | ||||
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ミルクを飲む時にクッションソファ
保育園で使用しているのをみて、あまりの心地良さそうな表情にびっくりしたのがこのおやすみたまごです。
園ではこれに寝かせて授乳すると飲むそうで、未だに抱っこでは飲みません。家でも買おうかと思っています。
Cカーブ授乳ベッド おやすみたまご | ||||
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仕事復帰前に職場への相談と報告
本当は職場にはスマートに復帰したかったのです。
「子供に関しては問題ありません!ご心配なく!」というくらいの姿勢で。
だけど、もうこの状況は強がっている場合じゃないなと思いました。
- 予定通り職場復帰してももしかしたら早退しないといけない可能性がある
- 最悪の場合復帰時期をずらしてもらわないといけないかもしれない
職場に報告することで、復帰の話がなくなってしまったらどうしよう、周りに迷惑かけてしまうのではないか…あれこれ思い悩みましたが、万が一上記のような状況になった場合もっと迷惑をかけることになるかもしれないので、慣らし保育2週目の水曜、復帰の5日前に状況だけでも報告しておくことにしました。
意外にもあっさり受け入れてもらえた
産休前までいた職場とは別の派遣先への復帰だったので、まずは派遣会社の担当の人へ連絡。
そうしたところ、意外にもあっさりと受け入れてもらえました。
ドキドキハラハラ思い悩んでいましたが話してよかった。
そして、結果的には予定通りの日程で復帰し、終了時間を予定より早めてもらうことになったのですが、あらかじめ相談しておいたことで意外にもすんなりと受け入れてもら雨ことができました。
上司も周りにも、子育て中の人がいたのが功をそうたのかもしれませんが、これまで働いてきた幾つかの職場の中で一番理解してもらえる環境だったので、ものすごく救われました。
もしミルクを飲まなかったら・・・
職場復帰の日までもしミルクを一滴も飲まなかったら、ベビーシッターさんなり、誰かにお願いして職場の近くまで連れてきてもらって授乳することを考えていました。
家や保育園から1時間ほどの所が職場なのですが、
お昼過ぎにお迎えに行ってもらい、職場の近くまでお腹がすく頃に連れてきてもらう。そして昼休みなどを使って抜け出し、近くにあるデパートの授乳室で授乳して、その後仕事終わりまで家で待っていてもらう。
そんな方法を考えていました。
実際にはそうする必要もなく、職場や上司の理解のおかげで数日早退させてもうことができましたが、どうしようもない場合にそれでもどうにかする具体的な方法を考えておけたことは職場復帰への真剣度合いを伝える上でも、自分の気持ちの準備の上でも良かったと思います。
ミルクに悩む私と無責任な周り
「ミルク飲まない」は、「おっぱいでない」と同じくらい母親にとっては切なくて悲しくて苦しいこと。
数々の具体的なアドバイスやアイディアをくれた人や、本当に心配してくれた人もいたけど、
切羽詰まって必死な私にとって、能天気で、めんどくさく、心ない一言がキツイことも多くありました。
出産の時の言葉を後々まで引きずる、とはよく聞きますが、この時の言葉は後々まで引きずっています。
みんな悪気がないということをわかってるから、そのことにイラっとしてしまう自分に余計にイライラするわけです。
「まだ飲めるようにならないの?」まだ?はぁっ??まだって、いつ飲めるようになるの?知ってるなら教えてよ!飲ませてみろよっ!
「練習してなかったからでしょ!」してたよ!?ねぇ、してたんだよ!してたってできないんだよ。いつから練習したらできるようになるのか知ってたんなら教えろよ!
「かわいそうに」なにがかわいそうなの?ねぇ、何?赤ちゃんがかわいそうなの?私がかわいそうなの?どうかわいそうなんだよ!!本人の意思で飲まないんだよ、どーしろってんだ?
「まだお母さんと一緒にいたいんだね」あーそうですね!そうかもしれませんね。私だって一緒にいれるならいたいですよ。じゃぁあなた仕事代わってくれるんすか?飲めるようになったら保育園行けばいいやって、そんな風になったらいいですねー、待機児童って知ってますか!?
「私が飲ませてあげる」はい、どーぞどーぞ飲めるようにできるもんならしてください。こちとりゃ24時間以上このことに悩んで、保育士さんも看護師さんも栄養士さんも専門家がみんなでやってどーにもならんのですよ。飲ませてくれるならお金払ったっていいくらいですよ。ただし飲めるようになるまで付き合う覚悟があるんでしょーね?やっぱり飲まなかったって軽くさじ投げたら、私どうなふかわかりませんよ、、(これ以上書いたら血管破裂しそうなのでやめときます)
いろんな言葉に過敏になりました。その時の私には本当にきつかった。発狂寸前でした。
よく考えたらまだまだ、産後半年。
夜間の授乳もまだあり、続けて眠れても4時間ほど。夜中2.3回は起きるし睡眠不足。
おっぱいは張るけどミルク飲ませたいから、おっぱいが痛いのを我慢しながらミルク作って、哺乳瓶咥えさせて、
まるちゃんもお腹が空くから泣いていて、おっぱいあげれば泣き止むことはわかってるし私の身体だって楽になるけど、そこを我慢して必死で哺乳瓶で飲ませようとして、
あ〜私一体なにやってんだろー!
って、泣きたくなって、
もーいいじゃん、やめようよこんなこと!
って、ひるんでしまいそうな自分を奮い立たせて再び哺乳瓶持って格闘。
ちょうど産後クライシスになりやすいと言われてる時期でもあり、ホルモンも安定しない頃。
些細な言葉が本当に辛くて、人に会いたくなかった。
誰かが解決してくれるわけではないし、まるちゃんが飲もうが飲まなかろうが別に困る人たちじゃない、結局のところひとごとの発言なのです。
努力じゃどうにもならない、先の見えない不安とともに、母親としての責任、親失格を突きつけられているようで、長男と次男をお風呂に入れながら何度も泣きました。
あー、今日も飲まなかった。いつになったら飲んでくれるんだろう、って。
そんな時長男ゆるちゃんが
「かぁちゃん、どうしたの?トントンしてあげるよ」
「まるちゃんだって飲みたくない時もあるよ〜」
と笑顔でさらりと言ってくれて力が抜け、本当に救われました。
ゆるちゃんよ、君がいなかったら私はもっと落ち込んでダメになっていたかもしれないよ。発狂して壊れていたかもしれない。
パパの理解と哺乳瓶練習が支え
ミルクの練習はママではできません。無駄です。
だって、おっぱいついてるんだもん。
だから、パパに頑張ってもらうしかないのです。
もちろん、私も何度もトライしました。無駄と言われてもやるしかないから。
だけど、歯が立たないとはこのことか!と言わんばかりにどうにもなりませんでした。
だけど、帰りが遅かったり、忙しくてなかなか時間の取れないゆるパパが、休日や朝などの時間を駆使して10回のうち7回、それくらいトライしてくれたから、その姿があったから、私も頑張り続けられました。
おっぱいがついててよかった!と思うことはたくさんあるけど、おっぱいがあるから飲んでくれないという、矛盾した状況に私に、まるちゃんも混乱していた気がします。
子どもの食事=「授乳は母親の仕事」と思われがちですが、ミルクに関してパパの力は偉大です。
ミルク飲まず哺乳瓶拒否から一ヶ月経って
長男の時は3日ほどで終わった慣らし保育。
まさか哺乳瓶でこんなにも苦労するとは思いもしませんでした。
まったくの想定外!読みが甘かったのか、次男をなめていたのか、入園や復帰の難しさを思い知らされました。
保育園では担任の保育士さん始めクラスの先生たちはもちろん、園の看護士さん、栄養士さんなどみんなが知恵を絞ってくださっていて本当に心強かったです。
これが、一人目の育児だったら私はもしかしたら、心折れて仕事辞めていたかも?そんな気さえします。
でも一ヶ月以上経って、飲むようになり、ようやく今笑い話になりつつあります。
時の流れはあっという間で、あの時あんなに苦しんで、毎回飲むか飲まぬかハラハラし、お昼頃保育園に飲んだかどうかドキドキしながら確認電話をして、あーやっぱりダメだったかと仕事を早退・・・そんな日々がちょっと懐かしいくらい。
当然のようにミルクを飲んでくれる姿をみて安堵し、仕事にも無事フルタイムで復帰でき、またミルクを飲めるようになったことでいざという時には誰かに預かってもらうこともできるという気持ちの余裕が生まれました。
新生児の頃からミルクと母乳の混合にしていればよかったのか?
「保育園預けるってわかってたんだから生まれた直後の新生児の頃から混合育児していればこんな苦労もないよ」と言われたこともありました。
まるちゃんの場合、ほぼ母乳ではあったものの、入園許可がでる2月頃まで(生後3、4ヶ月)は実家に預けた際などミルクもたまに飲んでいたのです。
それが突如飲まなくなった。
だから、あまり関係ないような気がします。
最初から哺乳瓶に慣れていたらこんなことにはならなかったのかもしれませんが、それもあくまで可能性の話で、飲まなくなっちゃったものは仕方ない。その状況を受け入れて進むしかないと思いました。
3人目をもし私が産んだら混合にするのか?と問われたとしたら…
3人目はできれば9〜11ヶ月くらいの離乳食も食べる頃に入園できたらいいなと思います。ミルクに悩むのはもうこりごりだわ…
もしミルクを飲まなかったら保育園退園になるのか?
万が一、ずーっとミルクを飲まない場合、拒否し続ける場合、はたして保育園を退園になってしまったり保育園に拒否されるということがあるのか?という疑問。
私立の保育園や、認可外保育園など保育園の種別にもよるかと思います。
でも、基本的には保育園は働く保護者を応援してくれています。だから、先生方と一緒に子供にとって、私たち預ける側にとって、そして保育園にとっても無理になりすぎないベストな形を一緒に探れば、きっとなにか見つかるはず。
ミルクがダメでも早めに重湯やごはんなど離乳食をすすめたり、
持ち込みの食べ物や哺乳瓶が可能かどうかを相談したり、
預ける時間をできる限り短くしたり。
保育園が嫌だから飲まない、ママと離れたくないから飲まない、さみしいから飲まない、
周囲からはそういう反応もあるかもしれないけれど、そんなのは本人しかわからないし、そんな理由ではないかもしれません。だからあまり思い込まずに、方法を探し続けましょう。
子供がミルクを飲まずに困っているママへ
ミルク飲まない、哺乳瓶拒否!だけどいろんな事情でミルクを飲んでもらわなきゃ困る、という状況の方へ、以上からまとめます。
ここまで書いた、まるちゃんが粉ミルクを飲むようになったポイントはあくまで、まるちゃんの場合です。でも、飲めるようになるなにかきっかけの参考になったら嬉しいです。
実際役立ったアイテムの、NUKのプレミアムチョイスや授乳用ベッドのおやすみたまごはもちろん試す価値がありますが
飲めるようになるまで踏ん張って、がんばって、乗り越えるために
- アレコレ好き勝手にいうまわりの言うことは気にしない
- どんなに頑張っても吸わないときは吸わないから頑張りすぎない。明日には飲むかもしれない!
- 努力でどうにかなるものでもないけれど、やらなきゃどうにもならない!から、無理ない範囲でとにかく続けること。
- 全然飲む気配がなくても保育園に預けられない、退園になるということはありません。きっと何か手段があるはずなので諦めないこと。
が大切だと思います。
そして、もし味方にできる人がいるなら、
旦那さん、保育士さん、栄養士さん、看護士さん、お医者さんなどを味方につけて我が子に一番いい飲ませ方を一緒に探してくださいね。
ママ一人で頑張るには辛すぎます。
お子さんが納得して飲めるようになりますように。