先日、お散歩帰りに息子が、嫌いなトマトを突然食べたいと言い出しました。
「トマト買って!」
スーパーでゆるパパに突然おねだりしはじめたそうです。
なーにを突然言い出すかと思ったら、トマト買って!?とな。
これまで、トマトは大嫌いな息子。
お皿にのせて出しただけでブーブー文句を言って食べず、
保育園でもいつも小さなひとかけらだけをどうにか食べていたようですが、ほとんど残していると聞いていました。
しかも、今は冬。
トマトは、高い…。
「まーた、どうせ買っても食べないでしょ!」
「何言ってんの!?」
ゆるパパと二人でこう言ってしまったのですが、言った直後になんとなく、ふと、ゆるちゃんを信じてみようかな?という気がしました。
大嫌いなトマトを突然たべれた息子
スーパーで自分でミニトマトを選んでかごに入れるゆるちゃん。
なんだかこれまで想像もしなかった行動に驚きつつ、半ばしょーがなくトマトを買って帰り、早速食卓へ。
お皿に乗せたミニトマト四つ。
手でつかんでそパクリ!ちゃんと噛んで飲み込んだのです。
私たち拍手喝采!!!
本当に食べてびっくり。
続けてもう1つ。
2つものトマトを食べて笑顔ともなんとも言えない酸っぱそうな微妙な表情で、でもちょっと誇らしげな顔して、飲み込んだ後はハイタッチ!
正直、トマトを買った時には心の中半分は食べれないだろうと思っていたし、完全半信半疑。
もし食べなくても、怒らないようにしよう、
「食べるって言ったじゃん!」とは言わないようにしよう、と自分に言い聞かせてました。
4つのうち2つを食べて、残りの2つは夫と私の口に一つずつ運ばれてきたけど。
息子のトマト記念日になりました。
食べず嫌いの多い息子、いつも怒ってばかりの私、育児難しすぎの毎日だけど、息子が自ら食べてみる!と言いだしたことが嬉しくて、突然のコトに驚かされました。
少しでも自信につながってほしいなぁ。
トマト記念日から学んだこと
子供は突然予想もしないことをいいだしたり、やったり、正直子供は気まぐれ。
「やってみよう」「食べてみよう」とか、「よーしっ!」って腹をくくるそのタイミングがいつ来るのかわからない。
だから、
- 決めつけないこと
- 一息飲み込んで、子供の言葉を待つ
- 失敗は水に流す
- いちいち評価しない
- ふとしたチャンスをちゃんとしたチャンスにつなげてあげたい
と改めて思った出来事でした。
今回「どうせ食べれないでしょ!」と言って決めつけていたら、食べてみようという小さな芽のような気持ち折れてその小さな芽を摘んでしまっていたかもしれません。
そして、「どうせ」と私が言ってしまうことで「どうせ僕はできない」「どうせお母さんは信じてくれない」とゆるちゃんに思わせてしまうことになっていたかもしれません。
「どうせ」という言葉、言ったらそのまま自分に跳ね返ってくる言葉なのだと思います。
挑戦しようとする気持ちを大切にしたいから。たとえ99%できなさそうなことであっても、やってみたいと本人が言うのなら、やってみたらいいのです。
それでだめでも、さらりと流せばいいだけのこと。いちいち一つ一つ、ゆるちゃんはこれができる、あれができない、と評価せずに、「ただやってみた」そんなことがあってもいいはずです。
そして、失敗は誰でも恥ずかしかったり忘れたいもの。失敗なんて何度したっていい!何度負けたっていい!ちょっとの勇気を振り絞って、トライしてみたことの失敗はさらりと流すことも必要だと思いました。
もし出来なくても、またできる日が来るかもしれない、ずーっとできないかもしれないけどそれができないからって生きてけないわけじゃない。
そして、それと似たようなことに「約束」も同じこと。
今回だと、食べると約束して買ったトマトをもし食べなかったとしても…
約束を破られても、執拗に攻める必要もないし、また次のチャンスを待てるそんな風に大きく受け入れてあげられるようになりたいと思いました。
子育ての悩みはすべてこの本が解決してくれる
子育ての悩みはすべてこの一冊が解決してくれると思っている本があります。
「子どもを信じること」この本の中に
こぼれ落ちる食べ物は、無駄であるかのように見えます。食べ物を粗末にするなんてという批判も聞こえてきそうです。それでも、こぼしながらも子どもの好きにさせてやることは子どもの食育のためにも、生きることを好きになるためにも、将来への大きな投資になっている・・・・・・
というフレーズや、
自分の子どもは信じるに値する子だ、大事にするのに値する子だと信じるのです。親から信じてもらうことこそが、こどもにとって決定的に大切な勇気の源になります。
また、
子どもは彼らなりに達成感や屈辱感を味わいながら成長していくのです。
というフレーズがあります。
好き嫌いをして食べないこと、上手に食べれなくてこぼすこと、食べると言ったのに食べなかったり、お茶をコップに自分で注ぎたいと言ってできずこぼしたり、
やってみて失敗することや親としては大変なこともあるけれど、子どもは子どもなりに成長していると言うことを感じながら見守っていけるおやになりたいなーと
まじめに思いました。