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認可保育園入れたのに「0歳の預かり時間上限」に苦戦!時短勤務で危うく退園に

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「生後8ヶ月(満1歳の地域もあり)までは最大8時間までとする」
「産休前(入園申請時)と勤務時間が変わった場合は退園」
一部市区町村に存在する0歳児保育にかかわる謎のルール。

保育園に入って驚いたことはいろいろあるけれど、今回もある意味時代錯誤に驚きつつ、第二子入園に際してこのルールに泣かされています。

今回私、結構憤ってます。

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保育時間「8ヶ月未満は8時間を上限とする」 ルール

荒川区、北区、練馬区などに存在するこのルール。

地域によって1歳未満だったり8ヶ月未満だったりしますが、8時半から16時半や9時から17時までを預かりの上限としていて、8ヶ月もしくは1歳を過ぎないとそれ以上預かってもらえないという決まりです。

荒川区

満1歳未満のお子さんの保育時間は、8:30~17:00です。

北区

お子さんの育成上の配慮の観点から、8カ月未満のお子さんの利用時間は、原則、午前8時30分から午後4時30分の範囲内です。

練馬区

・区立保育園の保育時間は、0歳8か月未満までは、8時30分~17時00分の間の8時間を限度としています。

・一部の私立保育園の保育時間は、1歳の誕生日前日までは、8時30分~17時00分の間の8時間を限度としています。

誰のためのルール?

そもそも、このルール、誰のための、何のためのルールなのでしょうか?

北区のサイトには「お子さんの育成上の配慮の観点から〜」と記載があります。

また、保育園の園長先生や、区にきいてみたところ「産後の母子の健康とお子さんの発育の観点からそう決まっています」という回答でした。

まとめると、このルールの目的は、

産後の母親と、まだまだ小さい子どものためということです。

フルタイム勤務で申請していた場合の復職に注意!

0歳は上限8時間の保育なので、例えば我が家の場合だと9時から預ける予定のため17時にお迎えに行かなくてはなりません。

会社から保育園までは1時間くらいかかるため16時には会社を出る計算に。

そのため時短勤務か、就業時間の契約を変更して短くしてもらうなどの方法にたどり着くのですが…

間違っても派遣やパートの人は就業時間を短く契約を結びなおしてはダメです!(要注意)

私は、派遣社員で働いているため第二子のまるちゃんが8ヶ月になるまでの数ヶ月間、勤務形態を変えて勤務日数を増やして1日の勤務時間を10時〜16時に短くして送り迎えを可能になるように契約を変えようとしました。

ただ、

「正規の勤務時間とみなして指数を算定されていた方が、申込み時の申し出と異なる状況になったときは、 判明した日の翌月1日付けで退園になる場合があります。」

という一文が気にかかり、区に問い合わせました。

そうしたところ、驚きの返答がきました。

正社員で時短勤務が会社として認められる場合は問題無し

時短勤務が可能な会社や、職種、雇用形態の人の場合は時短勤務を申請すればこの問題はほぼクリアとなります。

堂々と時短勤務して問題ありません。

ただし時短が認められるのは、子どもが3歳になるまでの間。

例えば練馬区だと3つの条件を満たせば時短勤務可能です。

練馬区

1から3までを全て満たす場合は、正規の勤務時間とみなして指数が算定されます。

1 、取得期間が、世帯の中で一番年少の児童の満3歳(3歳の誕生日の前日)が属する年度末までである。

【例】一番年少の児童が平成28年4月2日~29年4月1日生まれの場合→平成32年3月31日まで取得可能 一番年少の児童が平成27年4月2日~28年4月1日生まれの場合→平成31年3月31日まで取得可能

2、 短縮後の勤務時間が1日6時間以上あり、かつ、勤務日数は短縮しない。
3、 育児短時間勤務等の終了後は、正規の勤務日数および勤務時間で勤務する。

派遣・パート・契約社員・フリーランスの場合は大問題

しかし、契約社員や派遣、パート、フリーランスの人の場合はちょっと違います。

問い合わせたところ

「勝手に1日の勤務時間を短くしてしまうと、入園申請の時に申告した1日あたりの勤務時間より短くなるため入園時に指数(点数)が低くなり、申告と変わっているということで退園となりかねません」

とのことでした。

時給計算で働いている仕事の場合や、自分の裁量で決められる仕事の場合、「時短」という概念はちょっとややこしいのですが、パートも派遣も契約社員も厚生労働省によって育児や介護のための短時間勤務制度は認められています。

なぜ、時短などの勤務時間変更が認められないかというと、一番最後の追記をご参照ください。

派遣やパート、契約社員は有期雇用のため
子どもが満3歳を超えた時に入園申請時に申請している時間(フルタイムなら8時間)で復帰するという確約がないから。

練馬区でいうと、
”育児短時間勤務等の終了後は、正規の勤務日数および勤務時間で勤務する。”
の部分を証明できないためです。(会社も時短後、すなわち3年後の勤務時間なんて証明しようがない。)

そして、入園申請時の申告時間が8時間の場合、8時間で指数算定しているため、もし時短ということで勤務時間を短くした場合、もともと6時間勤務の人と変わらなくなってしまい、指数にズレが生じるから。

正社員には雇用の期限がないから、満3歳以降にフルタイムに復帰すると確約が形式上とりやすいとういことなのでしょう。

だとすると、そもそもどういう申請をしたらよかったんだ?と思うのですが、あとのまつりです。

有期雇用契約者の育児短時間勤務制度は認められています!

念のため書きますが、有期雇用契約者にも育児短時間制度は認められています。

有期雇用契約者も育児時短勤務は認められています。

厚生労働省ウェブサイトより

参考:http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/pdf/ikuji_h28_11_01.pdf

認められている制度なのに、保育園の指数算定のために使えない(しかも保育園は厚生労働省管轄)というのは、もうなんだか矛盾がひどすぎやしませんか?

そもそもこの指数算定に無理がありませんか?

そもそも!この入園児の指数算定の方法や、時短勤務使用について無理が生じてませんか?行政さん。

保育園申請していて、しかも激戦区で入園内定できている我が家は

  • 就労のために保育を必要としており
  • 近くに常に預かってくれる頼れる親族がいるわけでもない
  • 両親ともにフルタイム勤務

です。

フルタイムの8時間勤務で、8時間が上限だと往復できません。

そのための育児短時間勤務が使えないとなると、どうしたって誰かに空白の時間を埋めてもらわなければならないのです。

区に問い合わせた時に

「パートや派遣など同じような境遇の方々は、8ヶ月まで皆さんどうやってお迎えに行ったりしているのでしょうか?」と聞いてみたところ

「皆さんファミサポさんやシッターを使ってもらうしかないですね。正社員なら時短勤務にされている方がほとんどですが」という返答でした。正気とは思えません。

あー誰のための制度なんでしょうか。子どもにとってかえって負担なのに。こんなところで雇用形態による区別をされるとは…。

0歳のお迎えに間に合わないので我が家がとった対策

我が家の場合0歳まるちゃんを17時にはお迎えに行かないといけないのですが、私の勤務時間は申請時と変えられないため10時から18時まで。

夫が時短を取得するという方法もあるのでしょうが、我が家の経済状況を考えると夫の収入を減らすわけにはいきません。

17時のお迎えから19時半頃まで誰かに預かってもらうしかないため

ベビーシッターサービスに登録し、ファミリーサポートさんを探し、シフトを組むように体制を整えました。

なお、上の子(4歳ゆるちゃん)は保育園の延長保育を使って20時半まで預かってもらうことにし、18時に仕事を終えたらそのまままずは0歳のまるちゃんをファミサポさんのお家などにお迎えに行き、その後上の子ゆるちゃんを保育園にお迎えに行くという流れで行こうと思っています。

想像するだけでも結構ハード。

ため息が出るー。

行政に提案したい解決策

このひどい矛盾を解決する解決策は二つのうちのどちらかではないでしょうか。

解決策1 指数算定で勤務時間6時間以上は指数を一緒にする

保育園の指数計算で違いとなるポイント、

「月20日以上1日8時間以上の就労を常態」と
「月20日以上1日6時間以上8時間未満の就労を常態」で指数に差があるからいけないのです。

だから、「月20日以上1日6時間以上の就労を常態」を一番上の指数とすれば時短勤務をしようがしまいが関係なくなるので、この問題は解決します。

ただ、こうすることによって入園申し込み者の指数に差が出なくなってしまい入園内定を決めるのが難しくなるのかもしれません。

でもそもそも!!!待機児童ゼロを掲げているのであれば、これが一番いい解決策だと私は思います。

「8時間フルタイムでないと指数下がるからなかなか預けられない」ってもおかしいですが、指数の関係で、無理して8時間働いている人もいるでしょう。

そして、育児中であっても8時間フルタイムで働くのが普通という社会の風潮にもつながっているのではないでしょうか?

「育児中は時短が普通」という風潮になればもっと育児しやすくなるよね。

最高指数の基準を「月20日以上1日6時間以上の就労を常態」と2時間ずらすだけで、

  • 育児時短勤務の制度利用者が増える
  • 園児全体の保育時間が減る
  • 延長保育利用が減る
  • 1人あたりの労働時間が減ることによって社会全体としては雇用が生まれる可能性も(ワークシェアなど)

こんな可能性が考えられます。

もちろん、家庭で触れ合う時間は増えるでしょう。

プレミアムフライデーよりいいじゃん!
育児と仕事の両立がしやすくなるのではないでしょうか?そして、このルールの本来の目的「子どもの発育の観点」が満たされるはずです。

解決策2 0歳児の保育時間上限を撤廃

なんてったって、子どもの発育のためのルールですから、なかなか外せないのでしょうけれど、

いっそ「0歳は8時間まで」という上限をなくしてしまえばこんな問題なくなります。

まぁ、これを撤廃できるならなんのためにそんなルール作ったのか改めて問いただしたいですが。

退園にならないための裏技

裏技というか、正当に法の抜け穴ってわけではないですが、どうにかこの苦境を乗り切る方法です。

入園後たいていどこの区の場合には「復職」を証明したり「就業」を証明する必要があり、

私の住む区も先に書いた通り、申請時と同じ勤務先、勤務時間で復職した証明が必要となります。

でもこれって、極端な話1日だけでもいいわけです。(それについての決まりはどこにも記載が見当たりません)

なので、考えられる方法として

  • とにかく1日でも申請時の勤務条件で復職し、その後すぐに契約の勤務時間などを変えてお迎えに間に合うようにする。(会社が対応可能か要相談)
  • 勤務時間はそのままに、半休や時間休を利用してお迎えに行く。

の二つが考えられます。

派遣の場合は短期の仕事で契約して復職して(申請時と勤務時間などで)、次の更新で別の就業先に転職するなども考えられます。

いずれにしても、会社が対応可能かどうか(細かく契約時間を変えるなどは基本的にはあまり好ましくないと思います。また会社も対応が難しい可能性も。)にもよります。

また、転職の場合は求職期間が定められているので、次の仕事の目処を立ててから転職しないと定められた期間中に転職できないと、退園になるので要注意です。

働くために保育園預けているのに、仕事がしづらくなるのは本末転倒だと思いますが、

退園になってしまったら元も子もない、その後も働けないから仕方ありません。

かといって毎日ファミサポさんやシッターさんにお願いして保育場所が変わったり、夜遅くなるのは0歳児には過酷で、綱渡りな状態と言わざるを得ません。もちろん経済的にも。

賢く渡り抜くしかない。

退園に怯えて書類を隅々まで読む…なーんか変なの。

もう一度言います!誰のためのルールですか?本当に母子のためになっていますか?

大事なことだからもう一度言いますよ!ってか、何度でも言います。

「0歳児の保育時間の上限って誰のための制度なの?」って話です。

本当に本当に、子どものため、産後の母親のためにきめたルールなのですか?

私は派遣と個人事業主の二足のわらじで働いています。
派遣は特に希望する勤務時間合った就業先を選べる、その時の自分の生活にあわせてフレキシブルに契約し、働けるというのが本来メリットのはず。

就業先で正社員にならないかと声をかけてもらった時も、悩んだけれど、子育て中や妊娠出産でかわる環境に柔軟に対応するためにあえて派遣という働き方を選んでいます。

そして、時短勤務は認められているし、勤務時間も時短にできるからお迎えに行けるのに、「指数」のために勤務時間を変えられないのでお迎えに行けず、本当に歯がゆい。

なんだかものすごく非合理的。

正社員ならよくてそれ以外なら時短はダメって、なんだかやっぱり変。働き方も多様化しているこの時代にもっとみあった仕組みになっていってほしい。

そして、本当に子どものこと考えてるなら、改めてこのルールは見直しされることを望みます。

なにより、待機児童問題が解決し、誰でも望む人が保育園に預けやすくなれば指数に左右されることがなくなるのでこの問題も解決しますね。

本当に母子の健康のためなら、子どもの育成場の観点からならば、

雇用形態に問わず時短勤務を認めるか、同じ場所で保育できるように改善

されることを願ってます。

<<言いたいことまとめ>>

  • 誰のためにならないようなルールは即刻見直してほしい
  • 本気で待機児童問題取り組んでゼロにするならこんなルールなくていい。
  • 育児時短勤務はもっと男女を問わず、雇用形態を問わず活用されるべき。

追記 2017.4.27 有期雇用契約者でも時短認められる?

実は、この記事を書いた後、私は行政のサイトに意見を投書しました。

あまりにこの理不尽な現状に腹が立っていたのはもちろんですが、誰かが意見言わないと怒ってても結局変わらないままだ!と思い、こんな一市民の意見だけど送ってみたのです。

  • 0歳児の保育時間上限の撤廃の検討
  • 有期雇用契約者の時短勤務を認める措置について

2点について送ったところ、驚きの返答が電話できました。

派遣社員だからといって時短勤務が認められないということはない、
間違えた応対をしてしまった

ということでした。驚きで言葉も出ません。あらゆる怒りの言葉が口から溢れそうになるのを抑えるのに必死でした。

投書ではなく、以前に私がこの件を問い合わせした履歴があったことはおそらく理解済みで、誰が返答したのかもわかっていらっしゃる様子でした。私自身も答えた担当者のかたの名前は覚えていましたし…

せめて、間違えて返答した本人から謝罪を聞きたかったです。

別の人が電話をかけてきて謝罪と説明をしてきたのは、ちょっとずるいなぁと(まぁ、そのおかげで私も余分に怒らずに済んだのかもしれませんが)と思いました。

いろいろと悩み、ファミサポさんやベビーシッターを必死で探しまわった私の時間はいったいなんだったのでしょうか。つい先週のことです。

なんか、必死だった自分を馬鹿にされた気分。

すでに4月も中頃。ファミサポさんだって依頼しています、仕事だって契約した後です、今更どうしろと言うのでしょうか…。

ただ、現実問題難しそうだと思う点として

入園後に提出する復職届けに派遣会社に「時短勤務」の仕事である、ということを記載してもらわないといけないのです。

まだまだ「時短勤務」という募集は少なく、実際9時16時などの時短勤務と同じ時間だとしても募集段階で「時短勤務」と書かれていない場合、行政がOKとなるように記載してもらえるかどうか、仕事決定前に行政と派遣会社に確認が必要かと思います。

もしかしたらやったもん勝ち、みたいな制度になっているのかもしれませんが、こんな時代だからこそ、真面目に職場復帰を目指して頑張って、真面目に保育園に預けて働いてる人がほとんどだからこそ、ちゃんとしてほしいですね。

「派遣社員で産休前と契約を変えたら退園」といった窓口の担当の方の一言…我が家にとってはものすごく重い意味をもった一言でしたが、

いとも簡単に「間違えていました」と言われても…あー本当に人の人生をなんだと思っているんだろうなぁ…

「人」だから誰しも間違えることはあるけどさ、何度も確認したんだから、上司でもいいしもっと詳しい先輩でもいいし、とにかくちゃんと確認してほしかったなぁ。

第十五条

公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。
すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない。

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コメント

  1. yuyu より:

    こんにちは。さいたま市在住の派遣で働く母親ですが、さいたま市でも同じく時短勤務は正社員のみがフルタイム扱いで、非正規は実労働時間で換算されます。これについて市に文句を言ったところ、我が自治体では時短をとることで不利益に扱うべきではないという趣旨で、正社員限定の措置ではありませんというような回答がありました。正社員限定ではないと言いつつ、現実的には限定されてるじゃないかと思うのですが、市はよく分かっていないようです。という訳で、うちは子どもを2人共、認可外に通わせていますが、時短で働く限り、4才になるまでまず認可に入るのは無理です。本当に理不尽で腹が立ちます。

  2. ゆるまま より:

    yuyuさん
    こんにちわ。コメントありがとうございます。
    追記にも書きましたが、実はその後区から突然連絡があり「派遣でも時短で認められます」「間違えた返答をしてすみませんでした」という連絡が来ました。
    本当に今更なはなしで、どうにもならないのですが、行政でもこのことについて知識理解のあるかたと、ない方がいるのかもしれないですね。
    実態と制度が噛み合ってなかったり、多様な働き方が増えている一方で、行政や制度はまだまだその現状についてきていないと思いました。
    時短で働くなら認可は厳しくて、認可に入れるなら保育園以外のサービスも使わないと厳しい、なんだか変なはなしですよね、ほんと。

    だちこ

  3. かつち より:

    こんにちは。誰のためにもならないルールは撤廃してほしいというご意見、全くその通りだと思います!

    荒川区限定ですが、このルールの撤廃を求める署名活動を始めました。このルールは、戦前からあるような一部の私立保育園園長の思想によるところが大きいそうです。もし荒川区が見直しに応じてくれれば、他地区にも影響あると思います。

    もしご賛同いただけましたら、拡散していただけると大変ありがたいです。
    http://chn.ge/2nNp56A

  4. ゆるまま より:

    かつちさん
    コメントありがとうございます。
    私は荒川区ではないのですが、このルールの理不尽さを感じています。賛同させていただきます。

  5. かつち より:

    ゆるままさん
    ご賛同ありがとうございます!